寒い冬にはサッシを二重にすれば防寒対策になるとは聞いたことがあるけれど、実際の二重窓化の作業時間や手順はどうなんだろうと疑問に思っていませんか?
実はこの記事を読んで頂くことで具体的な取り付けの作業が理解できます。
なぜなら私がホームセンターでLIXIL(リクシル)の内窓「インプラス」を複数回注文し、自身で取り付けたからです。
この記事では引き違い窓や出窓に「インプラス」を取り付ける作業を画像付きで解説しています。
結論を言うと採寸を間違えなければ取り付けの作業は特別難しいことではありません。
私は色々失敗しましたが…
しかし、窓枠寸法が足らず※ふかし枠が必要な場合には私はDIY作業をお勧めしません。
理由は年数の経過した木製枠は歪みが発生しているからです。
ふかし枠も窓枠からはみ出るサイズにあわせて数種類ありますが、窓は重量があるので絶対に脱落しないように施工する必要があります。
窓の採寸方法の記事も合わせてご覧ください「>>採寸から注文までの記事はこちら」
内窓「インプラス」セット内容の確認
商品の到着の連絡をホームセンターからもらい、車で取りに行きました。インプラス窓は輸送時に壊れないようにしっかり養生済み。
枠レールとネジと取り付け説明書は別の長い段ボールに梱包されていました。
インプラス枠の取り付け
最初に①左右の縦枠を取り付け、それから②下枠→③上枠の順番に付けていきます。
左右の縦枠の取り付け
開口部に縦枠を合わせます。枠が曲がっていないか慎重に確認しながら動かないようにテープなどで仮止めします。(間違えないよう、室内側にシールが貼ってあります)
下枠の取り付け
上枠の取り付け
後は障子(窓+フレーム)を建て込み、調整するだけです。
出窓への内窓取り付けの場合は出窓をふさぐ
内窓は一番室内に近づけて取り付ける
最近の新築には出窓が見当たりませんね
石膏ボードの見分けかた
四隅が木の枠では無い場合、石膏ボードに壁紙が貼ってあるケースがほとんどのようです。
私の家の場合は上が全くネジが効かない状態、左右の縦枠の部分はネジが効きました。
石膏ボードの見分けかたについて詳しい説明の動画はこちら↓
ドリルで穴を開ける(石膏ボードの場合)
枠レールの穴と同じ箇所に印をつけて一度小さな下穴を開けてからのドリルで穴を開けます。
石膏ボードの粉が上から結構降ってくるので、防塵マスクと目に入らないように防塵ゴーグルが必須です。
全ての石膏ボードの箇所に穴を開け、ボードアンカーを埋め込み枠レールをネジで止めます。
付属品のネジでは長さが足りないため、私はφ3.8✖️38mmの皿ネジで止めました。
ボードアンカーについてのわかりやすい動画はこちらです↓
ボードアンカーは便利で内窓の取り付け以外でも色々活用できる場面があるので覚えておいて損はないでしょう。
実は私も初めて知りました
障子(窓+フレーム)を付けたら建て付け調整
内窓の障子を入れたら最後に各種調整をします。
①戸車の調整
窓フレームの上や下を横から押してみてガタつくようであれば戸車の調整をします。インプラスの場合、
①下側のプッシュボタン(丸いプラスチック)を外し
②プラスドライバーで右(上がる)左(下がる)に回して調整します。この時緑矢印線の中にある戸車が連動して上下します。
※逆方向にもプッシュボタンがあるので左右の戸車の高さ調整ができます。
②クレセント(錠)の調整
③クレセント受けを調整
④かかりの確認
障子(窓+フレーム)を建て込んだ後、上部についている赤い目印が水平方向から見て見えないか確認します。
これが見えてしまうと、障子のかかりが少ないということで脱落する危険があるので開口の修正が必要になります。
⑤外れ止めの固定
取り付け完成、出窓も防寒と結露の軽減効果は抜群
頑張って付けた甲斐もあって結露もなくなり、部屋全体が以前と比べて圧倒的に寒くなくなったので防寒の対策にもなりました。
光熱費も安くなりました
まとめ:手順を守って安全に取り付けを!
この記事では実際にインプラスの取り付けを行い二重窓にする以下の手順を解説しました。
- 「インプラス」セット内容の確認
- 枠の取り付け
- 出窓への取り付け
- 建て付けの調整
わかりやすい説明書もついているので要点を抑えておけば無事に取り付けできるはずです。この記事で少しでも参考になることがあれば幸いです。
>>内窓の取り付けに必要な工具はこちらの記事をご覧ください。
2024年、内窓の設置で50%相当の補助金制度「先進的窓リノベ2024事業」が決定しています。DIYでは不可ですが、とてもお得なのでぜひ検討してみてください。記事はこちらになります↓↓
最後までご覧いただき、ありがとうございました。