内窓(二重窓)の取り付けを自分で出来ると聞いたけれど、実際のところはどうなのかと思っていませんか?
実は採寸をしっかりした上で条件や工具等の道具がそろっていれば、素人がゆっくり作業してもひと窓あたり1〜2時間程度で専門的な知識が無くても設置可能です。
なぜなら素人の私がLIXIL(リクシル)の内窓「インプラス」を3カ所にDIYで設置したからです。
この記事では内窓を3カ所取り付けた私が3カ所ともに大小の失敗をしている様子を赤裸々に公開しています。
- インプラスの色の選択をミスする
- 逆勝手仕様を知らなかった
- 実際の開口部より小さく注文してしまう
この記事を読むことで同じ失敗を皆さんはして頂かなくて済みます。
結論はミス無く設置したい方はプロにお願いしてください。逆にチャレンジ精神旺盛な方はぜひDIYに挑戦してください。
それでは小さなミスから順に紹介していきます。
番外編:加減がわからずネジをなめらせる
最初に言い訳をしておくと、インパクトドライバーって人生で初めて使ったんです。で、指一つでグッグッと握っただけでどんどんネジが締まっていくので楽しくなって結果こうなりました。
全部締まりきる前に握る力を弱めれば良いと後から気付きました、もしくは最後寸止めして手締めをするか…。初心者は最初に不要な木片などで練習すべきですね。
あとの祭りです
失敗①:インプラスの色の選択をミスする
既存の木枠と色の変化を付けたほうが良い
木枠が濃い茶色だったので少し薄めのキャラメルウッドGのカラーを選択して付けてみたのですがおしゃれとは程遠い感じに仕上がりました。
後から私には美的センスが無いことを思い出しました…。
一番明るい木目調のライトウッドGにすれば良かったと後悔しましたが、家族は一切気にしていない様子です。
内窓を付けた後の雰囲気をもう少し意識すれば良かったです。
インプラスの色の種類
インプラスは6種類色が選べて(プレシャスホワイトPは浴室仕様のみ)、
- ショコラーデG→濃い茶色
- キャラメルウッドG→私が付けた画像
- ニュートラルウッドG→キャラメルウッドとライトウッドの中間
- ライトウッドG→薄く明るい木目
- ホワイト
- ライトグレーG→アルミサッシのような色
の中から選べます。
どの色を選んだら良いかわからない方にはホワイトをおすすめします。
あまり内窓が目立たないのと、窓自体が大きく見えるような気がします。
センスのない私からのおすすめですが……
>>実際に取り付けた後の結露や部屋の温度差の様子がわかる記事はこちらです
>>インプラス(LIXIL)とプラマードU(YKK AP)で迷っているかたはこちらの記事をどうぞ↓↓
失敗②:逆勝手仕様を知らなかった
逆勝手とは右を先に開けられること
私を含め引き違い窓を人生で何千、何万回ガラガラと開けてきても窓枠の左右どちらが手前にあるのか即答できる人はほぼいないと思います。それくらい気にしないで窓の開閉を皆しています。
正解は右なのですがそう言われてもそうだったっけ?となりますよね、私もそうでした。
で、出窓に内窓を付け終わってホッとした後に何気なくインプラスのカタログを見ていたら、「※2枚建て(障子W指定)は、逆勝手仕様があります。」と書いてあるんですよ。
え、どういうこと?とよくよく考えながら見ていたら我が家のような『FIX+開き窓』の開き窓部分が右側にあるタイプに対応できる内窓が逆勝手仕様になるんです。
2枚建を選ぶと左から開けることになる
逆勝手仕様のことなど全然知らないし内窓部分は半分丸ごと開いた方が良いだろうと安直に普通の『2枚建』を選んだので写真のようになりました。
- クレセントを開けて
- 内窓を左から開けて
- 開き窓を外側に開ける
という現実的にはありえない仕様になりました。実際には②の時に右の内窓を左側に開けば良いだけですし、家族は誰も気にしてませんが…。
サッシの引き違い窓や屋内の襖や障子の引き違い戸は 戸の前後が決まっています。 ほぼ全てと言っていいほど、右側の戸が手前になっているのです。 大工さんなど、職人さん達の間では、左側の戸を前にすると「着物の死装束の衿合わせと一緒なので縁起が悪い」という言い伝えがあり、忌み嫌われていました。 (最近は洋服が普及しているためか、その言い伝えは耳にしなくなりましたが)
引用元:「家づくりを応援する情報サイト」
「2枚の障子(窓+フレーム)の大きさを異なるサイズで注文でき、開ける順番も変えられる」ことができるということを失敗から学びました。
失敗③:実際の開口部より小さく注文してしまう
正直これが一番焦りました。作業の途中に「なんで自分1人で取り付けようと考えたのか?」なんて泣き言を言いそうになっていました。
かなり焦りました
採寸ミスで試合終了かと感じ後悔
1階の4隅が木枠になっている場所に取り付ける際にどう見ても少し縦枠の長さが短いんですよ。
採寸も何回もしたし(>>採寸の仕方はこちら)、ひょっとしてメーカーさんのミスか?なんて考えながらインプラス枠を測っても注文通りのサイズなんです。
悩んでも仕方ないし、とりあえず付けてみたのですが戸車を目一杯上げても少しかかりが浅い感じがあるので結果開口部を修正することにしました。
4㎜の平板を購入し、固定して枠レール部分を調整しました。
採寸時に全てが決まる
内窓の窓枠採寸のわかりやすい動画はこちら↓
後から思い出したのですが、何を思ったのかこの窓だけなぜか木枠の中心を採寸していました。表示された寸法にコンベックス本体の長さを足してこれで完璧だろうとその時は考えていました。
木枠自体が少し斜めになっているので逆に外側の障子がうまくはまるか心配でしたが全然大丈夫でした。
数年前の震度5強の地震や築35年の経過の影響もあってか家の外側より内側の枠の寸法が広がっていたことが理由だったのですが、やはり採寸時は枠の一番室内側を測った方が良いことを再認識できました。内窓が室内側に脱落したら大変ですからね。
失敗から学んだ内窓リフォームで後悔しないために
- 内窓は採寸が全て。決められたルール通りに採寸すること。
- 付けた後の雰囲気のイメージを、カーテンまわりを含めあらかじめしておく。
- 選ぶ内窓の開きかたや、場所により使うガラスの種類を変えたほうが良い。
断熱リフォームの失敗を防ぐためのスマホで使えるサーモグラフィーを紹介した記事はこちらからご覧いただけます↓↓
まとめ:DIYは多少失敗したけど効果大で大満足
この記事では取り付け時の3つの失敗例を紹介しました。
- インプラスの色の選択をミスする
- 逆勝手仕様を知らなかった
- 実際の開口部より小さく注文してしまう
いつも作業している人にとっては当たり前のことでも初めての私では知らないことだらけなので、家1軒分に全部内窓を入れてもまだ慣れなさそうだというのが率直な感想でした。
ただ普段できない経験もできたし、こうやって失敗例も紹介できたので結果オーライということで。
以上参考になれば嬉しいです。
2024年も高断熱窓リフォーム補助金「先進的窓リノベ事業」の実施が決定されました。
これは自分でDIYすると申請は不可で、事業に登録されたリフォーム事業者に申請をお願いします。
私のように失敗することなく、また50%相当の補助金が出ますので使わない手はないですよ!
上限に達したら受付が締め切られますので、検討はお早めに。
>>【外窓・二重窓の補助金】2024年先進的窓リノベ⎪最新の状況を解説↓↓
最後までご覧いただき、ありがとうございました。