効果を知る

【内窓DIYリフォームの効果】デメリットよりもメリットが上回る!

内窓の効果まとめ

内窓を付けたことによるメリット(効果)やデメリットを知りたいかたに、>>実際に自分で内窓を付けた私が説明します。

この記事を読むことにより、

  1. 防音性
  2. 結露と温度差
  3. 耐久性と光熱費の変化

(クリックでそれぞれの記事へ移動します)

等の効果がわかりますが、さらに詳しく知りたいかたは詳細な記事をそれぞれ用意していますのでそちらをご覧ください。

結論は快適なおうち時間を過ごすために内窓リフォームはベストな選択になります。

コストパフォーマンスに優れた内窓をぜひ取り入れましょう。

内窓と二重窓、インナーサッシは同じ意味です

①内窓リフォームだけでは防音性は不十分

換気口から音が出入り

騒音計測アプリで騒音を測定

>>この記事では実際に騒音を測定し、対策後に再測定した様子を紹介しました。

防音どうでしょう
【効果なし?】内窓・二重窓の防音性は?実際に取付後の遮音効果を検証!家のまわりの騒音に悩んでいる方は必見。 この記事では実際に騒音を測定しながら改善していく様子を発信しました。 実は建物の防音には換気口が一番重要です。 この記事を読むと騒音の対策がわかります。...

内窓を付けることにより防音性は上がるが、内窓を付けるだけでは遮音効果は不十分でした。

合わせて換気口(給気口)も防音対策する必要があるというのが私の考えです。

内窓取り付け後もカタログのような数値にはならなかったため、換気口に吸音材を付けることにより一定の効果を得ることができました。

特に内側が丸パイプになっているタイプの換気口の防音対策品は多く出ているので窓と同時に付けることをおすすめします。

防音対策は開口部(窓・換気口・ドア)に対して総合的に考えないといけないという結論に至りました。

追記:YKK APの新しいカタログで給気口を言及

昨年のカタログでは触れられていませんでしたが、新しいカタログで給気口の騒音対策について触れられていました。

メーカーさんの日々の改善が伝わります。

あわせて自然給気口も騒音対策を。

窓だけでなく自然給気口も音の入口になっています。

かんたん取付の「サイレンサー」で、さらに騒音を抑えられます。

引用:YKK AP 「プラマードU」カタログより

この中で大建工業(DAIKEN)の「サイレンサー」が紹介されていました。

まさかまさお

でもこれ寒冷地使用不可ですね…

私が見に行った札幌の「YKK AP」のショールームにはあわせて「TOTO」と「大建工業」が一緒のフロアーで合同展示していました。

コラボレーションショールームというそうで3社は業務提携しています。

YKK AP ショールーム
札幌のコラボレーションショールーム(2022年9月訪問)

②内窓による結露と温度差の変化は絶大

結露した窓
以前は2枚ガラスのガラス全面に結露!

>>この記事では内窓を付けた前後の結露と温度の違いを紹介しました。

結露と温度どう変わる?
【インプラスで対策】結露の原因→温度差が「内窓・二重窓」で改善!この記事では内窓を取り付けると結露が軽減される様子がわかります。 毎朝の窓の結露と寒さに悩んでいませんか? 実は内窓を取り付けるだけで窓の結露と温度差は驚くほど変わります。 自分で複数枚の内窓を取り付けた経験のある私が画像を交え説明します。...

冬期間において取り付け後の温度は外窓と内窓の中間層の効果で窓際付近は最低でも5℃程度は暖かくなる結果が得られました。

LIXILインプラスの温度シュミレーション動画はこちら↓

結露に関しては大幅に改善されるが全く結露しないというわけではありません。洗濯物の室内干しや加湿器の多用によっても結露が発生することを例にあげました。

「住まいかた」が重要で水蒸気を発生させず換気を心がけることにより、結露が発生しずらくなるという結果を得られることを紹介しました。

1F北東窓
内窓を付けて結露が改善

結露と温度差がすごく変わりました

③樹脂サッシの耐久性と光熱費の解説

35年経過した樹脂窓
35年経過した樹脂窓の部屋側

>>この記事では内窓にも使われている樹脂サッシの耐久性と光熱費の変化について紹介しました。

耐久性と光熱費
【樹脂サッシとは?】割れや劣化の疑問と光熱費の変化を徹底解説!樹脂窓に興味がある方は必見。 この記事では樹脂サッシのコストパフォーマンスについて具体的に解説しています。 実は樹脂サッシは耐久性と断熱性に優れ、省エネにつながります。 この記事を読めば樹脂窓の効果や経済性を理解できます。...

樹脂サッシはPVC(塩化ビニル樹脂)という素材でできているので強度が強く耐久性もあり、熱を非常に伝えにくいので断熱性にも優れていることがわかりました

実際に35年経っても問題なく使用でき、夏冬の温度変化にも強いことを説明しました。

樹脂サッシの耐久性に疑問をお持ちのかたには参考になるはずです。

光熱費についても新たに3カ所内窓を付けたことにより、前年度比で5%以上暖房ガスの使用量が減った結果を得られました。

FIX窓
35年物のFIX窓/極端に劣化していない様子

内窓の④防犯性と⑤UVカットの効果について

④意図せずとも防犯性がアップする

こちらは各記事内では触れてきませんでしたが、内窓は視覚的にも防犯対策になります。

泥棒側から考えても窓を壊す手間が倍増えるので犯罪の抑止にも内窓は一役買います。

必要に応じて防犯合わせガラスも選択できます

ただし、単板ガラスを2枚ガラスにすれば強度が極端に上がるわけではないのでそこは気をつけていただきたいです。

ガラスの割れやすさの実験をしたわかりやすい動画はこちらです↓

⑤UVカットも期待できる

選択するガラスにより変わりますが、「Low-E複層ガラス」を選ぶことにより紫外線対策になります。

一般的な複層ガラスは紫外線カット率が40%程度ですが、Low-E複層ガラスを選ぶと種類により68〜80%程度カットできます。

>>Low-E複層ガラスについて詳しく説明した記事はこちら

Low-Eガラスどう選ぶ?
Low-E複層ガラスとは?種類や色と見分け方、デメリットも解説!この記事ではLow-E複層ガラスについて詳しく解説しています。 内窓に入れるガラスの種類で悩んでいませんか? 実はLow-E複層ガラスの断熱タイプと遮熱タイプの名前のせいで多くの人が勘違いをしています。 3種類のガラスタイプの内窓で暮らす私が違いをわかりやすくお伝えします。...

内窓・二重窓のデメリット3選

内窓を付けてみてデメリットにするならばあえてこの3点ということであげました。正直なところデメリットというほど気になりません。

デメリット
  • 2回窓を開けないといけない
  • 部屋の空間が少し狭くなる
  • 内窓の外側が非常に拭きづらい

2回窓を開けないといけない

当たり前のことですが内窓を付けると2回窓を開け閉めしないといけません。最初は面倒に感じるかもしれませんが慣れれば何とも感じません。むしろ二重にしたことによる恩恵の方が大きいので、許容できるでしょう。

部屋の空間が少し狭くなる

出窓しペース
出窓をふさぐ

既存の窓の内側にもう1枚窓を入れるので当然空間が少し狭くなります。

>>特に出窓に内窓を付ける場合は著しいです。

ただ中間空気層を作ることにより断熱効果が得られるのでメリットがデメリットを上回ります。

内窓の外側が非常に拭きづらい

窓拭き
窓中心付近の上下が手が届きにくい

窓拭きの時に内窓の外側は大きさにもよりますが、手が届きにくく拭きにくいです。大掃除の時に1度内窓を外して拭くことをおすすめします。

外れどめを解除して障子(ガラス+サッシ)を外して掃除し、合わせて調整もすれば完璧ですね。

怒られるかもしれませんが見なかったことにすることも一つの手かも、2階の外窓などは中々きれいにはできないですよね?

丁寧に拭かないとかえって汚れが目立ちます

まとめ:内窓にはメリットがたくさんある

この記事では内窓の

と合わせて④防犯性と⑤UVカットについてもふれました。

デメリットも紹介しましたがデメリットよりもメリットのほうが上回ると個人的には感じますし、実際付けたかたも同じ感想になるはずです。

以上、内窓DIYリフォームの効果のまとめでした。参考になれば幸いです。

>>リフォームのイメージがわかないかたはこちらの記事も参考にしてください。

ショールームに行こう!
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