内窓の効果

【内窓プラストの違いは?】窓リノベしたい人に特徴やデメリットを解説

何が違うの?内窓プラスト
  • 内窓プラストは他と違うと耳にするが、いったい何が違うのだろう?
  • 内窓プラストの特徴を詳しく知りたい。
  • 内窓プラストのデメリットはあるのかな?

こんな疑問にお答えします。

先日内窓プラストのサンプルを見せていただく機会がありましたので、ぜひ最後までご覧ください。

スマホでの撮影の許可は頂いております。(いつも通りピンぼけしたり、動画を撮り忘れたりと失敗しています……)

先に結論、内窓プラストをおすすめする人
  • 良い物を長く使いたい
  • 外観よりも機能が最優先である
  • 防音か断熱どちらかをこだわりたい
内窓プラストと他社製品の違い
  • 内窓に特化したメーカーの製品である
  • 枠の部分の構造が全く違う
  • 最初に販売された内窓なのに完成形だったため、他社は廉価版を出すしかなくなった
この記事を書いた人
  • 中古戸建ての寝室には内窓プラマードUが設置済
  • DIYで内窓インプラスを設置する様子を発信
  • 業者とは違う消費者目線で内窓を解説
わかりやすさ重視

内窓プラストの歴史

内窓プラストを製造している大信工業は樹脂成形メーカーです。国内初の内窓「プラストサッシ」が販売されてなんとちょうど50年!(※2007年に内窓プラストに名称を変更)

寒冷地での断熱が求められ、日本での窓の樹脂化は大信工業から始まったのですね。

硬質塩化ビニル樹脂 (PVC、以下「塩ビ」と略記) 製のサッシは、ドイツで1955年に開発され、ヨーロッパ各国で応用開発が進められていた。我が国では1973年に大信プラスチック (現:大信工業) によって開発され、旭硝子から「アサヒプラストウインドウ」として発売された。

引用:窓研究所、窓の変遷史、第6章 サッシの断熱性及び気密性の向上より

ひとつ疑問に思っていたことが解決しました。

実は内窓プラストは北海道ですごいシェアがあると本州の人が発言しているのを何度か耳にして「えっ?」と思っていたんです。

なぜなら失礼ですが現物を見た記憶が無く、ブリヂストンのスタッドレスタイヤのような圧倒的道内シェアのわけがないと勝手に決めつけておりました。

ですがなんと「内窓インストーレ」という内窓枠と木枠が一体化した「内窓プラスト」の性能をもつビルトインタイプがあるんです。

北海道の新築マンションにおける「内窓インストーレ」のシェアがNo.1だという話が先の発言につながったのかなと感じました。

まさかまさお

他の地域は分かりませんが北海道では新築マンションに内窓が付いているのは割と一般的です

内窓プラストの特徴8選

ここからは内窓プラストの特徴8選として、実際のカタログに記載の高気密アイデアを比較しながらお伝えします。

①木製建具の代わりに樹脂製建具

こちらはプラマードU、確かに内窓プラストとは形状が異なることがわかります
木製サッシ
私の実家の木製窓下部はこんな感じです
  • インプラスやプラマードUはクレセント(錠)を締めると気密を取る構造
  • 内窓プラストはクレセントはオプションで、面で気密を取る構造

②上枠のアジャスター機能

上枠アジャスター
上内枠の中にクッション材(赤矢印)があるため木枠のゆがみ等に対応、上枠を上下(緑矢印)できる
上枠を上下
試しに上枠を指で押すと確かに動きました!
インプラス上枠
インプラスの標準の上枠はレールをそのまま取り付けるだけ。別注で「アジャスト上枠」があり、たわみが±8㎜まで対応

実際にDIYで失敗した経験から標準でアジャスター機能があるのは良い。

なぜなら思ってる以上に年数の経過した既存の木枠はゆがんでいるからです。

③煙返しで気密性を確保

煙返し

引き違いタイプの内窓は重なる部分に「煙返し」を採用。ここの両方がカチッと噛み合うことで気密性が確保されます。

④スプリング式スライドピースで隙間をふさぐ

スプリング式スライドピース

下レールが丘戸車式(後述)のタイプにスプリング式スライドピースを採用。自動的に上下し隙間を発生させない作りになっています。

⑤枠が2重のダブルフレーム工法

枠二つ
上・左右の枠は内枠と外枠のダブルフレーム工法で気密性と美観もUP
枠セット
枠が合体しセットされた様子、言われないとわからないもったいなさ
インプラス枠レール
インプラスの枠は全部でこれだけ、すごくシンプルな作りです

⑥気密材入りレールと丘戸車で重いガラスも使用可能

下枠レール
下枠レール溝内部には気密材が入っていることが見てわかりますね
戸車
めちゃめちゃデカい戸車、これがあるから重たいガラスでも大丈夫なのだと納得
インプラス戸車
こちらは我が家のインプラスの戸車、比べると断然小さい

防音目的の場合、インプラスやプラマードUは住宅用ソノグラス6.8㎜(ガラス3㎜+中間膜0.8㎜+ガラス3㎜)の選択となる。

いっぽう内窓プラストは重量のある建築用ソノグラス12.8㎜(ガラス6㎜+中間膜0.8㎜+ガラス6㎜)も選択の対象となる。

ソノグラスについてはこちらをご覧ください

⑦外枠をタッカーで止め寒暖差の枠の収縮を抑える

タッカー
タッカーとは建築用のホッチキスのこと
タッカー跡
見えにくいですが外枠にタッカーを使用した様子です
付属のネジで取り付け
こちらはインプラス枠の取付の様子、枠に最初からネジ穴が空いているのでネジを閉めるだけ

⑧樹脂成形メーカーならではの気密材を厳選使用

内窓プラスト
クレセント(錠)なしで気密を取れるのはすごいことですね

1997年に主要気密材をモヘア(毛状)からPVC製(塩ビ)に変更しています。

内窓プラストは長い間使用できるように基本的な構造を変えていません。経年により不具合が発生する箇所があってもその一部分を修理できるため、内部のマイナーチェンジにとどめているようです。

内窓プラストのデメリット3選

内窓プラストのデメリットも記載しておきます。

しかし内容を見てもらえば、当然のことかと納得してもらえるはずです。

①色が3種類しかない

プラストの色
出典:内窓プラストウェブサイト

内窓プラストの色は画像の左から順に

  • アイボリーホワイト
  • ヒノキ(木目調)
  • ヒーリンググレー

の明るめの3種類しかありません。

プラストを選ばれるかたは色の種類が最優先ということはまずないでしょうが、ここはしっかり抑えておきたいポイントです。

まさかまさお

通勤途中に樹脂窓をたくさん見ていますが、他メーカーの外窓で濃い色の枠は築年数が新しい家でしか見当たりません

おしゃれな内窓を選びたいかたは「インプラス for Renovation」一択となります

②窓枠に必要な有効寸法が大きい

有効寸法(枠見込)は内窓を取り付ける際に窓台にどのくらいスペースが必要かという事。

各社数値が異なるのですが、有効寸法が足りない場合別途「ふかし枠(増枠)」が必要になります。

一例として内窓に引き違い窓でペアガラス(厚さ合計18㎜)を選んだ場合、

  • インプラス→70㎜
  • プラマードU→73㎜
  • 内窓プラスト→78㎜

と内窓プラストを設置する場合少し余計にスペースが必要になります。

>>内窓の寸法の測り方はこちらの記事で解説しました。

③価格が高い

これまでの解説を見ていただければわかると思いますが、作りが他社とは異なります。価格は比較するとどうしても高くなってしまいます。

ガラスも希望により合わせガラスや真空ガラスなどを選ぶケースも出てくるため、必然的に両方の合計金額は上がります。

内窓プラストはカタログ等に定価がのっておりません。取扱店に見積もりをお願いするかたちとなります。

個人的な意見になりますが、費用の気になるかたは内窓プラストは寝室や居間など長時間滞在する場所にのみの設置でも良いかもしれません。

メーカーを併用して場所ごとに製品を選択する手もありますね。

内窓プラストの頼みかた

推奨施工店で頼む

内窓プラストは専門的な技術や知識を持つ推奨施工店で見積りや施工をお願いします。

他とは違うマニアックな内窓だけあってより詳しい推奨施工店を選びたいですね。

内窓プラストを詳しくYoutubeで紹介しているお店もありますよ。

推奨施工店である京都のサン・ウインドさんの「エコ窓チャンネル」の動画↓↓

内窓プラストの構造の違いが良くわかる動画です。お店にはショールームもあります

こちらも推奨施工店である熊本のフクシマ建材さんの動画↓↓

インプラスとの比較動画ですがこの他にも内窓プラストがよくわかる動画が多くあります!

地域に推奨施工店がない場合

お住まいの地域に推奨施工店がない場合は内窓プラスト取扱店に相談してください。

例えば北海道でしたら

既存の窓ガラスのリフォームや今話題のお得な補助金制度の先進的窓リノベ事業の断熱改修も受付しています。

マンションの大規模修繕も相談できますよ。

人気の動画の「窓の工場に潜入してみました」は他ではなかなか見れない工場の様子です

内窓プラストの評判

内窓プラストのSNSでの評判や口コミ、動画を載せておきます。

満足度の高いかたが多いようです。

まとめ:内窓プラストは高品質だった

正直にいうと現物を見るまでは他と大差はないだろうと勝手に思っていました。

しかし実際に見て触れると気密の考えが全然違うなと認識。我が家にはプラマードUもDIYで付けたインプラスもあるので違いがすぐにわかりました。

地域や悩みによって選ぶガラスが全く異なるというのも内窓プラストの特徴です。

  • 騒音に悩んでいるかたには防音の合わせガラスを
  • 寒さに悩んでいるかたにはLow-Eのペアガラスを

他にも特性の違うガラスが色々あるのでせっかく内窓プラストを選ぶのであればやはりプロに相談ですね。

Low-Eガラスの選び方はこちらの記事で紹介しました↓↓

Low-Eガラスどう選ぶ?
Low-Eガラスのメリットデメリットや色の見え方&各種違いを徹底解説この記事ではLow-E複層ガラスについて詳しく解説しています。 内窓に入れるガラスの種類で悩んでいませんか? 実はLow-E複層ガラスの断熱タイプと遮熱タイプの名前のせいで多くの人が勘違いをしています。 3種類のガラスタイプの内窓で暮らす私が違いをわかりやすくお伝えします。...
まさかまさお

最後までご覧いただきありがとうございます

株式会社プラスト
今回こちらにお邪魔しました:株式会社プラスト石狩事業所