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【最新の申請状況〜納期改善まで】先進的窓リノベ事業の解説と進捗!

最強窓補助金
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
  • 窓の結露に困っている
  • 家が寒くて光熱費も高く震えている
  • 内窓等でリフォームをしたいが予算が少なく諦めた

そんなあなたに、朗報です!2023年に新しい補助金事業がスタートしました。

特に高断熱窓でリフォームをする場合補助率は50%相当、簡単に例えると大好評だった「Go To キャンペーン」と同程度と言えば想像しやすいです。

選択する内容によっては50%以上の補助率になります

この記事では超お得な「先進的窓リノベ事業」を中心に書きました。

私は>>DIYで内窓を設置して>>その効果をブログを通して発信してきましたが、今回の窓リノベ補助金事業が始まったことにより、より一層おすすめ度合いが高まりました。

まさかまさお

知った人の大半が使いたくなる補助金です

この制度はリフォーム事業者に補助金を申請してもらう必要があり、DIYで設置しても補助金は申請できません>>私のように失敗する心配もなく、安心してプロに工事をお願いできます。

1戸あたり合計補助額5万円から申請できますので、工事箇所が少なくても利用が可能になります。窓断熱リフォームを考えているかたは最高の制度ですのでぜひご利用を検討してください。

消費者目線で最新の情報を定期的に更新しますのでブックマークしていただけると嬉しいです

>>「住宅省エネ2023キャンペーン【公式】」の総合サイトはこちら

この記事では簡潔に説明しているため、実際に制度の活用を検討される際は必ず【公式】のホームページをよくご覧ください

「現役リノベーションの営業+現場監督」が運営する「リフォーム学」様の動画↓↓

【最新2024年度・先進的窓リノベの契約日や着工日の情報!】

12月1日現在、内窓の納期は通常の納期より遅延しています。

しかし体制強化に伴い、各社少しずつ納期が改善されてきたようです。

※交付申請は12月末日までですので、検討はお早めに。

交付申請の予約の受付は2023年11月30日をもって終了しました

ホームセンターも受付終了しているところがありますので、これからは一括見積もりでまだ可能な業者を探すのがベストな選択になります↓↓↓

補助金グラフ
出典:先進的窓リノベ事業ウェブサイト
先進的窓リノベ事業の12月1日午前0時時点の補助金申請額の割合(概算値)は、 戸建住宅84%・集合住宅(マンション等)94%になります。(各100%中)

住宅省エネ2024年キャンペーンスタートします

令和5年度の補正予算案が閣議決定され、先進的窓リノベ事業も2024年度も継続されます。

詳細は当サイトでも随時更新していきますので、引き続きブックマークを宜しくお願いします。

>>現在の2024年度の先進的窓リノベ事業の公表された情報

2023年先進的窓リノベ事業振り返り

2023年は3月31日より交付申請(予約含む)の受付が始まりましたので、2024年も同様になると思われます。もう閣議決定はされているので、不確定ですが

  • 12月中旬に新たな事務局が開設
  • 事業者登録されている事業者と工事請負契約を交わし2024年末までに工事を完了する

流れになると推測されます。

まだ全然急いでないかたへ

2024年度も国は窓リフォームの補助事業を拡大する方針です。しかし実際現場では、対応する人員が限られているのが実情です。2023年の先進的窓リノベ事業では現地調査をする人が足りないため、お願いしてもひと月以上訪問まで時間がかかりました。

さらにそこから内窓の製造待ちで実際にいつ付けられるのか見通しがたたず、受付の停止をする事業者も続出しました。

2024年度は体制を強化するでしょうが、始まるとまた一斉に駆け込みが起きるのは間違いないです。なぜなら、

  • 2023年諦めて2024年にやろうと考える人
  • 2023年数カ所頼んで満足して追加する人
  • 新たに知って頼む人

がいるからです。

そこで今のうちから現地調査と見積もりをすることを提案します。

「2024年の窓リフォーム補助金を使いたいので今から現地調査をしてくれるリフォーム会社を探している」

こんな感じで一括見積もりサイトにお願いすれば可能な業者を探してくれます。窓リフォームのおすすめ一括見積もりサイトは以下の2つです。


窓リフォーム施工事例も多数掲載

リフォーム部門で3冠達成

3省連携の補助金がスタート

3省連携

国土交通省経済産業省環境省の3省が連携して住宅の省エネ化の支援を強化することが閣議決定されました。背景にはエネルギー価格の高騰などへの経済再生対策が挙げられます。

まさかまさお

ガスも電気も値上げで国民は困っています

3省連携ワンストップ補助金とは、補助の箇所が重複しない場合に併用申請が可能。つまり、うまく組み合わせてリフォームできます。

  • 「こどもエコすまい支援事業」
  • 「給湯省エネ事業(高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金)」
  • 「先進的窓リノベ事業(断熱性向上のための先進的設備導入促進事業等)」

とまるでマンガの最終奥義のような長い名前ですが、最終奥義にふさわしい補助額が高断熱窓はもらえます。

こどもエコすまい支援事業

【国土交通省】こどもエコすまい支援事業の対象は

  • 子育て世帯・若者夫婦世帯による新築住宅の取得
  • 住宅のリフォーム(何歳でも可能)

になります。こちらは補助金額が上限に達したため終了した「こどもみらい住まい支援事業」の後継事業です。リフォームに関しては一部を除きほぼ前回と同じ内容になります。

先進的窓リノベ事業との違いはこちらの記事にまとめました↓↓

こどもエコすまい
【こどもエコすまい支援事業】窓リフォームに併用し費用の軽減を!窓のリフォームを検討されているかたは必見! この記事では先進的窓リノベ事業の利用を考えているかたに、こどもエコすまい支援事業の併用をおすすめしています。 実はこれまでの補助金制度と違いワンストップで併用が可能です。 この記事を読むと窓のリフォームと一緒にエコ住宅設備の設置や、子育て対応改修等お得な制度の活用方法がわかります。...

高断熱窓と一緒に外壁や屋根、天井や床の断熱改修をしたい場合はこの支援事業を併用することができます。そのほか色々なリフォーム内容にも対応していますので一度ご覧になってください。

※当サイトの性質上、新築住宅については説明を割愛させてください。

給湯省エネ事業(高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金)

高効率給湯器
出典:経済産業省ウェブサイト

【経済産業省】給湯省エネ事業(高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金)は、その名の通り高効率給湯器を設置する際に補助金が頂けます。

家庭用燃料電池
(エネファーム)
ハイブリッド給湯機
(エコワン等)
ヒートポンプ給湯機
(エコキュート)
補助額15万円/台5万円/台5万円/台

省エネ高効率給湯器「エコジョーズ」は対象外です。

「エコジョーズ」は「こどもエコすまい支援事業」の③エコ住宅設備の設置で高効率給湯器としての補助になります。

出典:環境省ウェブサイト

予算に対する補助金申請額の割合(概算値)

先進的窓リノベ事業の12月1日午前0時時点の補助金申請額の割合(概算値)は、

戸建住宅84%・集合住宅(マンション等)94%になります。(各100%中)

(グラフの表示方法が変更されました)

補助金グラフ
出典:先進的窓リノベ事業ウェブサイト

補助金の概要

【経済産業省・環境省】先進的窓リノベ事業(住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業等)

熱貫流率が1.9以下の(内窓設置・外窓交換・ガラス交換)にリフォームすることにより、1戸あたり最大200万円の補助金が交付されます。

>>熱貫流率やLow-Eガラス等についてはこの記事で説明しています

※合計補助額5万円未満は申請不可。

一番のポイントは住宅所有者等がリフォーム事業者に工事を発注しないといけない点。つまり自分で購入・取付(DIY)を行うと補助金の申請はできません。

まさかまさお

補助額が大きいのでむしろDIYより安く設置できます

補助対象期間

  • 令和4年11月8日から令和5年12月31日までに工事請負契約を締結したもの
  • 工事の実施を事業者登録の後に着工し、令和5年12月31日までに完了するもの

上記両方を満たし、期間内に申請が可能なものになります。

※事業者登録は令和5年1月中旬からですが、以前の「こどもみらい住宅支援事業」で事業者登録を受けていれば、事務局開設以降(もう開設しています)に工事を着工したものが対象に。

まとめると、リフォーム事業者に

そちらで「先進的窓リノベ事業」補助金使えますか?

と確認をとれば良いことになります。

また登録された製品のみに補助金は使えるので、リフォーム事業者に併せてお願いする形になります。

リフォーム事業者も補助金活用を激推ししている動画はこちらです↓↓

モリシタ・アット・リフォーム」様

交付申請

  • 交付申請時期は全ての工事の完了後
  • 交付申請時期は令和5年3月下旬から遅くとも令和5年12月31日まで

ですので、支払い方法や補助金の扱いについて事前にリフォーム事業者と相談し、取り決める必要があります。

注意点

窓(ガラス)の製品売価と設置工事費の合計が補助額を下回ると補助の対象外になります。

  • 同一開口部について

下の画像を参照してください。

同一開口部
出典:先進的窓リノベ事業 交付申請等の要件について

早めに工事をするメリット

以前の「こどもみらい住宅支援事業」は一度予算が追加され期間が延長されましたが、結局4ヶ月前に予算が無くなり、いきなり終了しています

窓のリフォームを検討しているかたはすぐに行動することがおすすめです。

外窓の交換(カバー工法)は1箇所あたり半日程度時間がかかり冬季間は寒さと積雪で基本工事が難しいです。大きな開口部が半日空いていても暑さ寒さに耐えられる時期に工事が良いでしょう。

内窓に比べると施工技術も必要になってきますので、確かな技術のある業者にお願いすることになります。

>>どこにリフォームを頼めば良いかの記事はこちら

内窓の設置はどの時期でも短時間で作業が終わりますので効果の体感ができ、寒さの厳しい出窓にも設置可能です。

>>実際に出窓に内窓を付けた記事はこちら

また、実際の窓リフォーム後の雰囲気がイメージしにくいかたは、お近くのショールームで見学することもできます。

>>ショールームに訪れた記事はこちら

窓にガスを入れても大丈夫?→安全です

アルゴンガスは、通常使用する場合、危険性の低い物質といえます。アルゴンは空気中に約1%含まれており、私たちも呼吸によって酸素や窒素と一緒に吸入しています。アルゴン自体に毒性はなく、低濃度であれば、吸入しても影響はありません。また、アルゴンは不活性ガス(不燃性)なので、通常の環境で他の物質と反応することや火災につながることはありません。
引用:産業用製品メーカー比較のメトリー

ガラスとガラスの間の「中空層」には通常乾燥空気が入れられますが、追加でアルゴンガスを入れることも可能です。

アルゴンガスを入れることにより、熱貫流率が下がり断熱性が上がります。ガスの有無は目視で確認することはできず、ガラス右下の記載により確認できます。

追加費用に関しては窓の大きさによって変わってきますので、希望があれば見積もり時に伝える必要があります。

4種の窓リフォーム方法の種類(先進的窓リノベ事業)

カバー工法
カバー工法『マドリモ』/YKK APショールームにて撮影

※はじめに、窓ガラスの種類はとても多く制度を利用するにあたって登録された商品のみが使えますので、リフォーム事業者とよく確認してください。

窓のリフォームにあたり、4種のリフォーム方法が提示されています。

先に結論から申しますと、内窓設置か外窓交換(カバー工法)を選択すべきだと考えます。

4種のリフォーム方法
  1. ガラス交換
  2. 内窓設置
  3. 外窓交換(カバー工法)
  4. 外窓交換(はつり工法)

①ガラス交換

ガラス交換ですが、今使っているサッシが仮に性能が良い樹脂サッシであっても、補助金がもらえる最低の性能値はUg値(ガラス中心の熱貫流率)が1.3以下です。

>>現在付いているサッシの材質の見分けかたはこちらの記事を参照してください。

耐久性と光熱費
【樹脂サッシとは?】割れや劣化の疑問と光熱費の変化を徹底解説!樹脂窓に興味がある方は必見。 この記事では樹脂サッシのコストパフォーマンスについて具体的に解説しています。 実は樹脂サッシは耐久性と断熱性に優れ、省エネにつながります。 この記事を読めば樹脂窓の効果や経済性を理解できます。...

この値をクリアーするガラスは真空ガラスという、高性能だが高額という商品を使うぐらいしか方法がないです。(複層Low-Eガス入りで性能値が高いガラスも含まれます)

現在樹脂サッシが付いてないと厳しいですね…

【一般外窓用ガラス交換】

先進的窓リノベ事業 ガラス交換の断熱改修基準↓

グレード サッシ仕様 ガラス中央部の熱貫流率
S(Uw1.5以下) 樹脂・木 0.77以下
金属とその他材料の複合 ー(対象なし)
金属製 ー(対象なし)
A(Uw1.9以下) 樹脂・木 1.3以下
金属とその他材料の複合 0.99以下
金属製 0.54以下

LIXILのウェブサイト対象製品リストより確認済みです。

※ガラス交換でしかリフォームできない箇所は「こどもエコすまい支援事業」の内容もご覧ください。補助額は下がりますが、基準レベルの数値がゆるくなっています。

ガラス交換についてはこちらで詳しく解説しました↓↓

ガラス交換
【ガラス交換で窓断熱】真空ガラス等今のサッシに合わせた改善を提案窓のガラス交換で断熱性を上げたいかたは必見。 この記事ではガラス交換を内窓設置や外窓交換と比較して解説しました。 特に真空ガラスについて深掘りして特徴を説明しました。 実はガラス交換には優れた断熱性のあるサッシのほうが効果があります。 この記事を読めばサッシの違いによる断熱効果の優劣が一目瞭然でわかります。...

②内窓設置

内窓設置は4つの中でも1番コストパフォーマンスに優れており、補助額も大きい。

>>YKK APの一覧表が商品とグレードの種類の比較がわかりやすく感じました。

>>LIXILの一覧表も新たにわかりやすく出ました。

>>人気の内窓インプラスとプラマードUの比較はこちらをご覧ください

ドアについて 住宅の外皮部分にある開口部に設置する建具のうち、屋外から施錠できる建具を、原則、 「ドア」といいます。 (屋外から施錠できない建具は原則、「外窓」といいます) ただし、屋外から施錠できない建具であっても、大半を不透明材料が占める製品はドアと取り扱うことがあります。 (製品の登録過程で「ドア」として登録されます) 本事業では、ドアは補助対象になりません。 (こどもエコすまい支援事業では補助対象になることがあります)
引用:先進的窓リノベ事業 交付申請等の要件について

内窓を取り付けできるスペースがない、今と同じように窓の開閉をしたいかたは、③④の外窓交換を選ぶことになります。

内窓のグレード一覧はこちらからご覧ください↓↓

③外窓交換(カバー工法)

既存の障子を外した後に新たなカバー工法用のサッシ枠で既存のサッシ枠をカバーし、複層ガラスをはめ込んだ断熱性能の高いサッシ障子を装着します。

この方法は、既存の窓廻り外壁モルタルなどの撤去を行わずに断熱サッシを取り付けることができます。

技術知識と工程から導き出す 住宅リフォーム見積り作成の手引き/永元 博

今までと同じ使い勝手で寒さや結露から解放される

窓枠が少し分厚くなってガラスが少し小さくなる

窓の種類を変更することも可能ですので、開かない窓を換気ができるタイプの窓にすることもできます。

※カバー工法の樹脂窓は各グレードに対応した製品があります。しかし、窓の種類やガスの有無等で多数の組み合わせがあります。

ご予算に応じてご自宅に合わせた提案をリフォーム店等にしてもらうことが良いでしょう。

④外窓交換(はつり工法)

こちらは窓枠ごと全部取り外して入れ直す工事になります。

大掛かりな工事になりますので外壁を一緒にリフォームするような場合にこの工法を使います。メリットは窓のサイズが小さくならないという点です。

  • ③外窓交換(カバー工法)
  • ④外窓交換(はつり工法)

外窓交換について、内窓設置と比較した記事はこちらになります↓↓

窓のカバー工法とは?
【外窓交換】サッシのカバー工法とはつり工法を内窓と比較して解説!サッシの外窓交換を知りたいかたは必見。 この記事では外窓交換のカバー工法とはつり工法について詳しく解説しました。 実はカバー工法を使えば、短時間でリフォームが完了します。 この記事を読めば内窓設置と比較した外窓交換のメリット・デメリットがわかります。...

先進的窓リノベ事業の補助額

開口部の熱の出入り
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト

ここからは実際に「先進的窓リノベ事業(住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業等)」の補助額と対象の説明をしていきます。

グレード・熱貫流率

熱貫流率とは簡単に言うと熱の伝わりやすさになります。数値が大きい方が伝わりやすく、数値が低い方が伝わりにくいです。

熱貫流率により4つのグレードに分けられており、グレードにより補助金額が変わります。しかしグレードが良いと商品の価格も高くなります。

  • グレードSS→熱貫流率1.1以下
  • グレードS→熱貫流率1.5以下
  • グレードA→熱貫流率1.9以下
    • グレードB→熱貫流率2.3以下

例えば寒さや結露に困っている家でもグレードA程度の内窓を付けることで変化が十分にわかりますので、そこはご予算との兼ね合いになります。(私が各記事中で紹介しているインプラスのLow-Eガラス内窓はグレードAになります)←グレードSになるようです。

※グレードBはマンション等の外窓交換のみ適応、よって戸建はグレードSS・S・Aの中から選びます。

グレードは現地確認の際にリフォーム事業者に都度確認するのが一番簡単でわかりやすいということになります

窓の大きさ

ガラス交換は1枚ごとの窓で算出。ドアについている窓は対象外。

サッシ交換は開口部1箇所の面積。開口部の測り方は横(W)✖️縦(H)で面積が求められます。>>自分で面積を求めることがこの記事を読むとわかります。

面積を求めたら、下表により当てはまる大きさがわかります。

大きさ ガラス(1枚) サッシ(1箇所)(内窓・外窓)
1.4㎡以上 2.8㎡以上
0.8㎡以上1.4㎡未満 1.6㎡以上2.8㎡未満
0.1㎡以上0.8㎡未満 0.2㎡以上1.6㎡未満
極小 0.1㎡未満 0.2㎡未満

※小と極小は大きさの区分が違うだけで金額は同じ

参考までに私が各記事で紹介している腰高窓の内窓は

横1.7m✖️高さ1.2m程度で、表より大きさは「中」になります。(こちらの画像↓)

1F引き違い

対象住宅のタイプについて

  • 戸建住宅および①低層集合住宅
  • ②中高層集合住宅

の2つに区分が分かれています。

①は3階建以下の集合住宅、②は4階建以上の集合住宅をいいます。

戸建住宅・低層集合住宅の補助額

※スマホで見る場合には左右にスクロールできます

工種 グレード 熱貫流率 小・極小
内窓設置 SS 1.1以下 124,000 84,000 53,000
S 1.5以下 84,000 57,000 36,000
A 1.9以下 69,000 47,000 30,000

外窓交換

(カバー工法)(はつり工法)

SS 1.1以下 183,000 136,000 91,000
S 1.5以下 124,000 92,000 62,000
A 1.9以下 102,000 76,000 51,000
ガラス交換 SS 1.1以下 48,000 30,000 8,000
S 1.5以下 32,000 21,000 5,000
A 1.9以下 26,000 17,000 4,000

(単位:円)

戸建では内窓設置が費用対効果が高くなります。

内窓を付けたくない箇所はカバー工法の外窓交換で対応できますので、各窓に合わせた柔軟なリフォームプランを選択することが可能。

窓リノベ補助金は『内窓=二重窓』の設置が最もコスパが良い

普段生活するうえで長時間過ごしたり、寒さが堪える箇所のみでも補助額合計5万円から申請できます。家の窓全部を変えなくても申請ができることがこの制度の最大の利点です。

予算に合わせて工事箇所を決められます

中高層集合住宅の補助額

マンションの窓は共用部分でも戸別に窓の交換が可能。

平成28年に国交省によりマンション管理の適正化に関する指針が告示され、その中に区分所有者の責任と負担で窓の修繕ができることが明記されています。細則の定めがなくても、各区分所有者は理事会の承認に基づいて開口部の工事が可能になりました。

※理事組合に申請し、承認される必要があります。まずはお住まいの管理組合に申請をお願いします。

引用:YKK AP ウェブサイト

YKK APのマンション用カバー工法がよくわかる動画はこちら↓

以前は共有部分であるマンションの窓は戸別の交換は不可でしたが、今は可能になりました。しかし手続きが必要なため、あまり認知はされていないようです。

内窓については専有部分に設置するため、管理組合に先に報告をして工事をすることが望ましいです。

※スマホで見る場合は左右にスクロールできます

工種 グレード 熱貫流率 小・極小
内窓設置 SS 1.1以下 124,000 84,000 53,000
S 1.5以下 84,000 57,000 36,000
A 1.9以下 69,000 47,000 30,000

外窓交換

(カバー工法)(はつり工法)

SS 1.1以下 221,000 151,000 93,000
S 1.5以下 150,000 102,000 63,000
A 1.9以下 123,000 84,000 52,000
B 2.3以下 89,000 61,000 38,000
ガラス交換 SS 1.1以下 48,000 30,000 8,000
S 1.5以下 32,000 21,000 5,000
A 1.9以下 26,000 17,000 4,000

(単位:円)

取付の費用やオプションについて

以前ホームセンターで取付の費用を聞いたのですが、中サイズ程度の「内窓」で1箇所1万円とその時は言われました。付ける箇所が多ければ1箇所あたりの値段単価をどんどん下げる仕組みでした。

そのあたりは各事業者で異なるため、見積もり時にご確認をお願いします。「外窓」の取付費用はさらに高くなります。

「ふかし枠」など各オプションについても一つ一つの窓に何が別途必要か等、採寸時に双方で現場の確認が大切になります。

>>内窓が取付できない窓や窓枠廻りの確認の記事はこちら

ご自宅の補助金のシミュレーション

内窓を設置した際にもらえる補助金について、概算が簡単にわかるサイトもありますのでご自宅に合わせたシミュレーションをしてみてください。

内窓のグレードについての解説

内窓設置の際のグレードSとグレードAの差額は

  • 小・極小で6千円
  • 中で1万円
  • 大で1万5千円

となります。付けられて差額以上にお安くなればグレードSが良いですね。

なお、

  • 引き違い窓は横にガラガラと開ける窓
  • FIX窓は開かない窓
  • 開き窓はレバー等で外に開く窓(内窓は内側に開く)

になります。

標準での内窓の複層ガラスの厚さはガラス3㎜+ガラス3㎜+中空層が12㎜で合計の総厚が18㎜になります。(内窓は総厚18㎜が標準)

見えにくい型ガラス・すりガラスにしたい場合や、防音(コインシデンス効果対策)でガラスの前後の㎜数を変えた場合、中空層の厚さが変わることになります。

  • ガラス3㎜+ガラス4㎜+中空層11㎜→合計18㎜
  • ガラス3㎜+ガラス5㎜+中空層10㎜→合計18㎜

ここからは内窓人気2社のグレードを解説していきます。

>>インプラスとプラマードUの違いはこちらをご覧ください。

【色や性能の違い】内窓2強インプラスとプラマードUを比べてみた!この記事では内窓2大メーカーの製品を比較しています。 取り付ける内窓のメーカーで悩んでいませんか? 設置を検討しているが、実際どこの製品が良いのかわからない。 実はメーカーによっての差はそれほどあるわけではなく、むしろ施工技術により差が生まれます。 実際に人気2社の内窓を自宅に付けている私が画像を交えながら解説します。...

インプラスのグレードSS

  • 引き違い窓→真空ガラス
  • FIX窓→真空ガラス
  • 開き窓→対象外

真空ガラスのインプラスの完成品はありません。このため、リフォーム事業者等や工務店にガラスを別注してもらい、それをインプラスの枠にセットすることになります。

※インプラスには樹脂スペーサー付きの設定がありません。こちらも付けたい場合は特注になります。(LIXILお客様センターにて確認)

真空ガラスは高額なので内窓にはそこまで必要ないかと…

インプラスのグレードS

窓種 ガラス種 アルゴンガス 中空層
引き違い Low-E ガス入り 8㎜以上
12㎜以上
FIX Low-E ガス入り 7㎜以上
10㎜以上
開き Low-E ガス入り 11㎜以上

インプラスは引き違い窓とFIX窓が中空層が確保できればアルゴンガスが入ってなくてもグレードSになるのでお得です。

インプラスのグレードA

窓種 ガラス種 アルゴンガス 中空層
引き違い Low-E 5㎜以上
複層 ガス入り 9㎜以上
FIX Low-E 5㎜以上
複層 ガス入り 7㎜以上
11㎜以上
開き Low-E 5㎜以上
複層 ガス入り 7㎜以上
11㎜以上

FIX窓や開き窓はLow-Eではない複層ガラスでもガスなしで中空層が11㎜以上あればグレードAになります。現在Low-Eの窓が付いていて、日射取得量を減らしたくないかたはこちらを使うと良いですね。

LIXILの内窓対応製品表の3ページを引用しました。

プラマードUのグレードS

プラマードUのグレードSSは対象はありません。

グレードSは以下の表になります。

窓種 ガラス種 アルゴンガス 中空層 樹脂スペーサー
引き違い Low-E ガス入り 9㎜以上
FIX
開き 12㎜以上 必要

非常にわかりやすいですね。インプラスと違いアルゴンガス入りが求められます。

3月中旬に「引き違い」のガス無しが追加されました。

「引き違い」「Low-E」「12㎜以上」「樹脂スペーサー有」でグレードSの対象となります。

プラマードUのグレードA

窓種 ガラス種 アルゴンガス 中空層 樹脂スペーサー
引き違い Low-E 9㎜以上
複層 ガス入り 12㎜以上 必要
FIX Low-E 9㎜以上
複層 ガス入り
開き Low-E 9㎜以上
複層 ガス入り 12㎜以上

Low-Eではない複層ガラスの場合、アルゴンガス入りであることが求められます。

YKK APの対象製品一覧の4ページを引用しました。

一覧表確認時のご注意を必ず確認してくださいとのことです。

まとめ:お得な補助金制度を使い快適な暮らしを

  • こどもエコすまい支援事業
  • 給湯省エネ事業
  • 先進的窓リノベ事業

この記事では3省連携の住宅省エネ2023年キャンペーンについて解説しました。

特に先進的窓リノベ事業については大盤振る舞いですので、チャンスタイムを逃さないように制度を上手に活用しましょう。

節約家のかたも今先行投資することにより継続的に光熱費の差額を得られますので検討の価値は十分あります。

個人的には親兄弟親戚から友人、同僚まで誰にでもおすすめできる素晴らしい補助金制度ができたと感じています。早いもの勝ちですのでぜひリフォームを検討してみてください。

どこにリフォームを頼めば良いものか?と前向きに考えたいかたはこちらの記事もぜひご覧ください。

>>窓の断熱リフォームおすすめは?信頼の業者選びは【一括見積もり!】

窓リフォームどこに頼む?
窓の断熱リフォームおすすめは?信頼の業者選びは【一括見積もり!】窓のリフォーム工事をどこにお願いすれば良いかと悩んでいるかたは必見。 この記事ではどこに工事を頼めば良いかを解説しました。 実は窓のリフォームは一括見積もりが最適です。 この記事を読めば信頼できるベストな業者を選べます。...

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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